男性更年期の不調

男性にも性ホルモンの減少による更年期障害があります。男性ホルモンの分泌は30歳頃より低下していき、60歳になると30歳代より25%低下してしまいますが、個人差も大きく男性の更年期では身体的に変わったところも出てきにくいといわれています。

 

男性には女性にとっての閉経のような分かりやすい身体の変化がないため、以前はその存在すらあまり知られていませんでした。しかし、近年では男性更年期も認知されるようになり、医療機関を受診して男性更年期障害の治療を受ける方の数も増加傾向にあります。

 

体調が優れない、イライラする、よく眠れない―。こうした症状がある中高年男性は更年期障害を疑ってみましょう。症状を放置しておくと身体機能の低下だけでなく、うつ病やメタボリック症候群、生活習慣病などのリスクも高まるため、早期発見と早期治療が不可欠です。