膝の痛みについて

膝関節とは、大腿骨と脛骨および膝蓋骨とのつなぎ目のことで、骨と骨があたる部分は、なめらかで弾力性のある関節軟骨でうすく覆われています。また、大腿骨と脛骨の間には、三日月型の軟骨である半月板があり、クッションの役割をして衝撃を吸収しています。

 

膝関節は、球状の大腿骨を平面の脛骨が受ける形になっており、小さい接触面で負荷を受けるので関節への負担は大きくなります。そして、歩行時は垂直方向だけでなく、大腿骨は脛骨の上を回旋、すべりますが、関節軟骨は横方向や斜めに対する負荷には弱いのです。歩行時は膝関節への負荷が体重の3倍にもなり、階段ののぼりおりでは、それ以上の負担がかかり膝の関節が痛くなります。

 

そして膝関節部分は関節包で包まれ、関節液が滑膜から分泌されることで関節液で満たされています。関節液は潤滑油の役割以外に、関節軟骨へ栄養を届けまた、老廃物を処理します。膝関節の骨と骨は靱帯という強い繊維の束でつなぎとめられていり、この靱帯が切れると膝関節は安定しませんので、膝の関節が痛い症状が出てきます。

 

階段の上り下りで膝の関節が痛い場合や、立つ または座る などの動作で膝の関節が痛い場合は、膝関節部の変形が考えられます。

 

 

痛みを感じるのは変形しているから?

軟骨や半月板の損傷などで、膝関節が安定性が欠けると、バランスをとる為に靭帯や筋肉に負担がかかり、萎縮や硬化を起こしやすくなります。関節の弾力性を維持するには、潤滑油的な水分が必要で、膝の関節が痛い症状を起こさない為にも、血液循環を高め十分な栄養を補給することが、磨耗などの進行を食い止める重要なポイントになります。

 

中高年に多い関節痛には、病気が要因となっている場合があります。関節が、なめらかに動くための役割を持つのが、骨と骨の間にある関節軟骨で、関節の痛みの原因は関節軟骨にあることが多いのです。

 

関節軟骨には血管や神経は通っていませので、栄養が血管によって補充ずに修復や再生がほとんどされません。そのため関節軟骨は老化の影響が大きく、日常生活の中で長期間に関節が使われ、骨と骨が接触することで軟骨がすり、スムースな動きが難しくなります。

ヒザ関節の仕組みについて

関節は硬い骨と骨とがぶつかることなく、スムースに動かすための場所で、体の中に約140箇所もあります。その中で膝は、2本で歩く人間にとって立つ、歩く、そして体重の負担が大きくかかっている部位です。そのため、様ざまな障害が生じやすいところです。

 

ヒザ関節とは、大腿骨と脛骨および膝蓋骨とのつなぎ目の関節のことです。これら関節の部分は、膝関節の仕組みとして、骨同士が直接こすれ合わない為に なめらかで弾力のある組織で覆われています。そして、脛骨と大腿骨の間には、三日月型の軟骨(半月板)があり、クッションの役割をして衝撃を吸収するようになっています。

 

 

歩くだけで体重の3倍もの負担がかかるのね!

膝が痛くて階段の上り下りがつらい、あるいは立ったり座ったりする動作で痛みやはれが出てくる、という方のほとんどに、膝関節部の変形が見られます。膝関節は、体の中で一番長い大腿骨と2番目に長い脛骨の骨と骨の間をつないでいます。この骨と骨とが直接ぶつからないように膝関節の仕組みとして、それぞれの骨の先端に骨を包み込むように軟骨が付いているのです。

 

膝関節は、滑膜といわれる膜で覆われ、軟骨の周りは関節液という液体で満たされています。関節液は粘り気のある液体で、関節の潤滑油の役割を担っています。膝関節の構造 軟骨は、スポンジのような構造をしていますので、このクッションを利用して弾力性を保っています。また、軟骨の表面はゆで卵の白身のようになめらかで関節をスムーズに動かしています。膝軟骨は、軟骨と軟骨の隙間が大きくその隙間には、繊維状の軟骨である半月版があります。

 

若く元気な膝の軟骨はシッカリとした骨と筋肉で覆われ、スベスベした軟骨でできているのでスムーズに動かすことができます。しかし、軟骨がボロボロになったり(軟骨が磨り減る)、関節を支える筋肉の力不足(筋力不足)や骨が弱くなったり(骨がもろくなる)、血液の流れが悪くなる(血行不良)と関節がうまく動かなくなり、痛みが出てきます。これが中高年から多く見られる「変形膝関節痛」です。

 

 

膝に関係する軟骨や半月板の損傷などが原因で、膝関節の安定性がなくなると、バランスを保もとうと靭帯や筋肉にも大きなな負担がかかる為、疲労により萎縮及び硬化を起こすことが有ります。膝関節の弾力を保ち炎症を防ぐには、潤滑油的な水分が必要です。そのために関節部の血液循環を高めることで栄養を補給することが大切です。

 

 

膝の関節に炎症が起きる膝痛には、抗炎症作用と鎮痛効果があることから奥アマゾンで自生するキャッツクローが注目されています。その効果は、キャッツクローが含むアルカロイドと呼ばれる、自然の薬理成分によるものです。ドイツのH・ワグナー博士の研究では、キャッツクローには他のハーブにはない6種類ものアルカロイドが含まれていることが明らかになっています。中でもイソテロポデインという成分が免疫力を正常化する作用があり、キノビック酸のグリコシドは炎症を抑える痛みを緩和する作用があることがわかりました。

 

関節痛の痛みの緩和については、94年、WHO(世界保健機関)でも有効性が確かめられ、また日本の医療機関でも「キャッツクローの腰痛・神経痛に対する有用性」を調査する臨床試験で、その効果が想像以上にすぐれていることが実証されました。